(コロナ)給付金が打ち切られたら働く人が増える

[参考]Wall Street Journal , 27 June,

"Americans Are Leaving Unemployment Rolls More Quickly in States Cutting Off Benefits" 

 

今月、アメリミズーリ州ほか21州で、コロナ特別失業手当てが打ち切られた。すると失業手当て受給者数が急激に減少した。

つまり、「援助が終わることが、人々の就職を後押しした」と言えそうです。

当たり前っちゃ当たり前ですね。

 

アメリカの通常バージョンの失業手当ては

 

・1人あたり、毎週300$

 

・最大26週間

 

ですが、コロナ禍の特別バージョンとして

 

・1人あたり、毎週300$

 

・最大18ヶ月間

 

だそうです。

 

州によって様々なのですが、5月中旬頃、

「6月中旬に打ち切るぞ」→受給者13.8%減

「7月に打ち切るぞ」→受給者10%減

「9月に打ち切るぞ」→受給者5.7%減

というふうに、給付金が打ち切られる!となるとみなさん急いで仕事をみつけるみたいです。

 

 

 

ではそもそもなぜミズーリ州ではコロナ特別バージョン失業手当てが打ち切られたのでしょうか。

 

ミズーリ州知事のマイク・パーソンさんによると、問題は「労働力不足」。

ミズーリ州では失業率は4.2%とアメリカ全土の平均5.8%と比べても低いのですが、労働者不足が問題となっているため、早く給付金を切って仕事に就いてもらおう。ということで給付が打ち切られました。